失恋が苦しいなら、もしかして自分を責めてしまっていませんか?
苦しい時は冷静に自分を見ることが出来ないのでそんな自分にすら気づけないこともあります。
×あの時こうしておけばよかった…
×魅力が足りなかったんだ…
×ダメなところを嫌がられてしまったのかもしれない…
こんなことを考えているなら要注意。
反省ならとてもいいのですが、後悔だとしたら危険です。
「なんであの時こうしたんだ私!」
「なんでそんなに魅力がないの?」
「なんでそんなにダメなんだ…だから振られるんだよ…」
このように心の中で攻め続け、苦しい時間は増す一方、気持ちはどん底まで落ちてしまいます。
この記事では自分を責めてしまっている失恋で苦しいあなたへ、心をホッと解放する方法についてまとめました。
書籍の内容と共に過去の恋愛カウンセリングで実際に心を解放した事例なども参考にしながらまとめています。
ダメな自分を責めている、後悔から抜け出せない、自信がないことを責めている、これらに心当たりのある方はぜひ読んでみて下さい。
苦しい時間から心をホッと解放します。
この記事の参考図書 神さまとのおしゃべり (サンマーク文庫)
失恋が苦しいなら「自分を責めちゃダメッ」
最初に記事の概要を載せておきます。
この記事ではこんなことをお伝えしていますので目を通してみて下さい。
失恋で苦しい人は自分を責めている
↓
自分を責める原因は後悔
↓
後悔の正体を理解すれば後悔はなくなる
↓
後悔がなくなれば失恋の苦しみが軽くなる
失恋が苦しいなら自分を責めちゃダメです。
ただでさえ失恋して辛く苦しいのに、さらに自らも責めるなんて辛すぎます。
しかしダメとは言っても責めたくて責めているわけではありませんよね。
いつの間にか、無意識に、といった感じです。
なぜいつの間にか無意識に自分を責めてしまうか、それには理由があります。
その理由とは後悔や自信がないことなどを考えるだけで、自動的に「自分を責める」がセットでついてきてしまうのです。
その詳細を載せてみましたのでご覧ください。
「後悔」で苦しい
私のもとに失恋で苦しいと相談に来られた方の多くは、後悔を持っていました。
後悔とは文字通り後で悔やむことですが、ここから続きがあります。
後悔のあとには必ず「自分を責める」がセットでついてきます。
「なんであんなことしちゃったんだろう…」一見なんともなく見えますが、実はこの言葉の裏に隠れているのは、「自らの判断が悪かったせいでこんなことになった」という責めの言葉です。
「あの時ああしていれば…」には「なんでしなかったんだ!」が隠れています。
「自信がない」で苦しい
自信がないことが失恋の原因になったかもしれない…と考えている方も同じです。
自信がないからあの時ああしてしまったんだ…
自信がないからあの時ああしてあげられなかった
元彼にふさわしくないから振られてしまった
これらの裏側には
「なんでそんなに自信がないんだ!」
「なんでそんなに魅力がないんだ!」
このように心に言葉を投げかけているのと同じです。
さらにこれも、その時に自信がなかった自分に後悔しているのです。
「ダメなところ」で苦しい
失恋した時には自分のダメなところが気になるもので、そこを強制的に直視させられるために苦しい時間がやってきます。
その時に「こんなにダメな私」について考えることも後悔です。
本当は彼と付き合っていた当時も今も、それ以上もそれ以下もないはずなのです。
しかしダメな私について悔やみ始めると、
「もっと努力して私自身を変えておけば…」
なんてグルグルと考えて気持ちがますます苦しい状態になっていきます。
苦しい失恋から心を解放するには後悔をなくす
ここまで見てきてお気づきだと思いますが、苦しみの原因になっているのはズバリ「後悔」です。
後悔をした瞬間に自動的に自分を責めて、その結果失恋の苦しみが増える一方になっていきます。
なので失恋の苦しみを無くすためには後悔を無くすことが最優先だと分かります。
「はい、じゃあ今から無くしましょう」
と言っても
「わかりました~!」
ってそんな簡単になくなったら苦労しませんよね。
しかしそんなことも可能な方法があるので、それをこの先でお伝えしていきます。
失恋で死ぬほど辛い時、多くの人が現実逃避…。
失恋で辛くなると誰だって現実逃避しちゃいますよね。
「あの人が私を振るなんてことは絶対ありえない!」
「あんなに私を好きでいてくれた人なのに、私を裏切るはずがない!」
と考えてしまうことでしょう。
そして、走馬灯のように、元恋人との思い出が頭の中に浮かび、言動や仕草が鮮明に脳内で再生されます。
HYさんの名曲「366日」の通りですね。頭の中で元恋人の匂いや、しぐさ、思い出が全て再生されてしまいます。
そんな、元恋人との思い出が思い出されたら、人はこんな妄想に取り付かれます。
「すごく愛し合っていた私たちなのに、あの人が私の事を振るはずがない」と。
「あなたのことが世界で一番好きだし、将来どんなことがあっても一緒にいようね!」なんて言われていたとするならば
「あの人は絶対に、どんな事があっても私の側にいてくれる!」と決めつけてしまいます。
現実は失恋しているのですが、その現実から逃げるための理由を何かしらつけてしまいますね。
何か理由があるから振られたんだ。
そうでなければ、こんなのおかしい!
「きっとあの人は、まだ私のことが好きなはず!」
と思い込んでしまうわけです。
まあ、現実逃避ですよね。
失恋の辛さからの現実逃避は、執着の心理が働いている!?
現実逃避期間は、短くて半日、長い方でも3ヶ月だと言われています。
現実逃避は、気持ちが落ち込んでいるというよりも、気が荒立っている感情に近いでしょう。
心理学から見ると、この時の状態を「執着の心理」と言います。
執着とは、相手にしがみついてしまうことを指しています。
好きな相手にしがみついて、心が離れないという状態ですね。
なぜ、そんなにも相手にしがみつこうとするのか。
その理由はとても単純で、元恋人が自分から離れてしまうからです。
「ここでこの人を離してしまったら、もう私の全てが終わってしいそう…。」と感じて執着するのです。
失恋後の現実逃避は、「終わってしまう」ことを脳が察知して、「追いかけて!離さないで!」と指令を出しているから起こることです。
よって、頭の中で失恋したということは理解していたとしても、現実が受け入れられなくて、何か理由を探し「本当はまだ私たちは愛し合っている!」と思い込んでしまうのです。
失恋の辛さと執着の心理の関係性は?
このような執着の心理状態中では、実は脳の中で大量のドーパミンが分泌されています。
このことを裏付けるきちんとした実験記録まであるほど。
2010年にアメリカのラトガース大学で実験が行われました。
元恋人に未練がある失恋してすぐの男女40人に対して、元恋人の写真を見せ、脳の活動を測定するという実験です。
とても残酷な実験とは思うのですが、結果から言うと、そのときの男女らの脳内には大量のドーパミンが分泌されていました。
わかりやすく説明すると、誰かのことを好きになった時に、人間の脳内では大量のドーパミンが分泌されています。
なぜかというと、好きという感情そのものが「幸福」を感じ取ることができるからです。
その人のことを幸せにしたい!その人とずっと一緒にいたい!という恋愛感情は、脳内で多量のドーパミンを分泌している状態だったのです。
付き合って、とっても幸せの日々が続いていたのに…。
相手からの突然の「別れよう」の言葉には、幸せとは逆で苦しくていたたまれない状況になるのです。
失恋すると脳内ではドーパミンの分泌が減るのかと思いますよね。
しかし「ドーパミンが分泌されることは幸せを感じること」と脳が覚えているのです。
よって失恋をすると、あのときの幸せが欲しくて欲しくてたまらない状況になり、追加で多くのドーパミンが分泌されるのです。
失恋した事実から現実逃避して、大好きな人に執着してしまうのは、失恋後に分泌されるドーパミンが原因だということが証明されているのです。
失恋の辛さから立ち直るのはこんな状態
現実を受け入れている時、脳内は次第にドーパミンの分泌が減っている状態と言えます。
失恋した時、とても胸が苦しくて、食欲不振や倦怠感等に襲われて体調を壊したりする人もいますよね。
それは、ドーパミンの分泌現象により、感情の認知処理に誤解が生まれ、痛みを感じる脳の領域を刺激しているからだそうです。
まだまだ脳にはわかっていない未知の部分が多く存在します。
失恋した事実を受け入れられたという事は、このドーパミンの分泌が収まって、少しずつ正常に働き始めたためです。
このような状態のときに、脳の興奮が収まっているので、現実逃避期間で気づかなかった失恋の証拠に目が行き届くようになります。
そしてやっと「振られたんだ…」と認識、理解するのです。
失恋で苦しい心をホッと解放する方法
それではここからは失恋で苦しい心をホッと解放する方法をご紹介していきます。
方法と言っても難しいことではありません。
ただ頭の中でしっかり理解するだけで、失恋の苦しさの原因である「後悔」がスッとなくなって心をホッと解放するそんな方法です。
失恋の苦しさの原因「後悔」の無くし方
後悔はなかなかなくならないものと考えられていて何年も何十年もひきずっている方もいます。
しかし頭の中でしっかりと後悔の正体について理解することが出来ればすぐにでもなくすことができます。
後悔の正体とはただの妄想
後悔の正体、それはズバリただの妄想です。
ちょっとここで想像してみて下さい。
あなたは道を歩いていると分かれ道にぶつかりました。道が2つに分かれています。
そこであなたは右の道を選んで歩き始めると、道路が切れ石がゴロゴロした悪路に入ってしまいました。
そこであなたは転んで大けがをしてしまい3週間入院することになってしまいました。
そこであなたは「左の道に進んでおけば…」としきりに悔やんでいます。
病院のベッドで痛みと共にずっと考え続てています。
人間はいつもこのように後悔しています。
でもここで1つ皆さんが見落としていることがあります。
それは左の道に行ったこともないのに、「左の道が良かったとなぜ言えるのですか?」ということです。
左の道に進んでいたら落石で死んでいたかもしれませんし、強盗にあってナイフで切りつけられていたかもしれません。
でも多くの人はこの場面で、左の方がよかったはずだと信じているのです。
実際にそうかもしれないし違うかもしれないのに、そっちの方がよかったと信じているのです。
「左の道に進んだ方がよかった」というのがただの勝手な妄想なのがお分かりいただけるでしょうか。
×あの時ああしておけばよかった…からホッと解放
例えば、「あの時にもっと優しい言葉をかけておけばよかった…」
こんな後悔も、なぜ優しい言葉をあの時にかけたこともないのにそっちがよかったと考えてしまうのでしょうか。
それは実際にやってみないと分からないことです。
あっちを選んでいたら違っていたかも…と考えてしまう気持ちは分かりますがそれは勝手な妄想です。
そこを意識的に「でもそっちを選んでみたこともないのにあっちが良かったなんておかしい」と心に投げかけ考えるのをやめましょう。
逆の立場で考えると分かる
小さい子供が、今後2度と手に入らない限定のお菓子AとBどちらにするか迷っています。お子様に対し一人一点と制限があり二つ買うことが出来ません。
子供は悩んだ末にAを選び、家に帰って食べました。(Bはもう手に入りません)
味が思ったようにおいしくなく、子供はこう叫びます。「Bにすればよかったーーーー!」
そしてそのあと泣き狂っている子供をあなたはなんとなだめるでしょうか。
あの手この手でなだめる中に「Bも同じ味だったかもしれないよ?」要するにBがおいしかったかどうかは分からないよ?という内容のこと言ったりしませんか?
まさにそういうことです。
心をホッと解放する方法
そっちの方がよかったかどうかなんて神さましか知りません。
そっちを選んでいたら思わぬトラブルになっていたのかもしれないし、もっと早く振られていたかもしれません。
すべての選択はその時の自分が全力でしたものですから、そんな過去まで否定してしまったらかわいそうです。
「いや、すごくイライラしていてちゃんと考えずに選んでしまった」という場合も全力で選んでいます。
イライラしていた中でのそれが精いっぱいの全力だったのです。
そこでもっとちゃんと考えようと思えなかったのも精いっぱいの全力です。(能力が低いという意味ではなく誰にでもあり得ることです)
そんな全力の選択を否定して「あっちのほうがよかった」なんて妄想はすぐにやめましょう。
考えてしまったら「でもそっちを選んでみたこともないのにあっちが良かったなんておかしい」と考えるのをストップさせましょう。
×魅力が足りなかったんだ…からホッと解放
魅力があったら振られなかった、というのも先ほどと同じことです。
もしも仮に望む通りの魅力があったら、そもそも付き合ってすらいないかもしれません。
そんなあなたが丁度良くて一緒になったのです。
その先で振られたとしても魅力があったら振られなかったかどうかなんて分かりません。
心をホッと解放する方法
もしもっと魅力的だったら…と考え始めてしまったら「もっと魅力的だったら彼ともつきあえてさえいないかもしれない」ということを思い出してください。
彼が自分なんかには「釣り合わない」と彼と付き合えず、代わりに寄ってきた男性と付き合ったらもっとひどい失恋をしていたかもしれません。
その時に戻って望む魅力を手に入れたとしても望む結果が手に入るとは限りません。
魅力があった方がよかった、なんて根も葉もない妄想だということを思い出してみて下さい。
そして今、自分の魅力が気になるなら魅力を出来る限り磨いてみましょう。
苦しい気持ちを頑張る力に変えてしまうと、失恋で苦しい時間も前向きになっていきます。
×ダメなところを嫌がられてしまったのかもしれない…からホッと解放
これもまったく同じことです。
少々ダメなところがあったから好きになってもらえたのかもしれません。
歴代の元彼を思い出してみるとダメだけどかわいい、好き、面倒をみてあげたい、なんて思ったことありませんか?
ダメな自分だったから今までも釣り合っていたのかもしれません。
もしそれをハッキリ告げられて別れたとしても、それが無かったら付き合ってすらいないかもしれないですよ。
ダメなところが直った方がいいとも限らず、ダメなところが直った状態でもう一度同じ時間を過ごしてみるまで答えはわかりません。
心をホッと解放する方法
ダメなところを自分で責めてしまうようなら、
「ダメと決めたのは自分で彼にとってダメだったかどうかは分からない、それが無かったら付き合っていなかったかもしれない」
そう考えてみて下さい。
もしハッキリ言われたのならダメなところを直すチャンスだと考えて力に変えましょう。
復縁することになるかもしれないし、次の出会った人にも同じこと言われるかもしれませんので、くよくよする時間を、前向きに使って直してしまいましょう。
まとめ
↓
自分を責める元となるのは後悔
↓
正体を理解すれば後悔はなくなる
↓
後悔がなくなれば失恋の苦しみが軽くなる
後悔の正体はしっかりと理解できたでしょうか。
ちゃんと理解出来た瞬間に後悔はスッと消えてなくなります。
反省はあっても後悔はなしにして苦しい今を少しでも楽にしてくださいね。
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