様々な依存症の中でも最近話題になっている「恋愛依存症」
楽しいはずの恋愛が、苦しさや辛さで溢れた時に「私って恋愛依存症なのでは?」と考える女性も多いようです。
相手の事を一番に考えてしまったり、彼の前で自分らしくいられない…。
など恋愛に悩みを抱える女性は年々増えてきている傾向にあります。
今回は、なぜ今女性に恋愛依存症が増えてきているのか、原因の追究、そして自分が恋愛依存症だと感じた場合、どのようにケアしていけばいいのか。
健康的な恋愛ができるように治し方も紹介します。
恋愛依存症ってなぜ起きるのか、原因が知りたい方。
健康的な恋愛がしたい!恋愛依存症になりたくない!と思っている方は是非読んで参考にしてみてください。
また、これから恋愛をしたいと思っている方にも注意点として是非読んでもらいたいですね!
恋愛依存症に悩む女性が急増!私は恋愛依存症?原因を徹底追及してみよう!
そもそも、なぜ人は恋愛依存症になってしまうのでしょうか。
まずは原因を追究していきましょう。
大きく3つの原因が考えられています。
【恋愛依存症の原因①】:過去の恋愛でトラウマがある。
過去の恋愛で、「浮気された」「暴力を振るわれた」など大きな精神的ダメージを受けた場合、そのことがあなたの気が付かない間にトラウマとなっていることが考えられます。
そのトラウマがあなたの心に根強く残り
「また浮気されたらどうしよう」
「暴力振るわれないようにちゃんとしないと…」
など、次は絶対失敗しない恋愛にするんだ!という気持ちがあふれて彼に尽くしたり、執着してしまう原因になってしまうのです。
【恋愛依存症の原因②】:いい子でいる事を必死に頑張る。
恋人に関わらず、友人や家族にも「いい子でいなきゃ」と思うタイプは恋愛依存症に陥りやすい傾向があります。
真面目で、努力を惜しまない性格がゆえ、恋人の期待に必死に答えようと一生懸命頑張ってしまいがち。
彼から褒められ、認められるまで尽くすことをやめられないのです。
認めたり褒められないことで「まだまだ足りないんだ」とさらにエネルギーをかけて尽くしてしまうループにハマってしまいます。
【恋愛依存症の原因③】:親からの愛情不足で育ってしまった。
恋愛依存症の女性に一番多いのがこの原因。
幼少期の家庭環境はとても大きく左右されてくるのです。
親の機嫌を過度に伺うような幼少期だった場合、将来大きくなった時に嫌われたくない、認められたい、褒められたい一心で自尊心の低さから恋人に依存してしまいます。
また、親からの過度な期待やプレッシャーを与えられていた幼少期を過ごした方も同じく恋愛依存症に陥りやすいです。
親の機嫌を伺ったり、他の人からの評価が一番重要だった幼少期を過ごしていた場合、その時にもらえなかった愛情を恋人に埋めてもらおうと必死になっているのです。
恋愛依存症に悩む女性が急増!親との関りや幼少期の環境などさらに追及してみよう!
恋愛依存症には3つの原因があることを紹介しました。
一番多い原因は最後に紹介した「親の愛情不足」です。
ではもう少し幼少期の事や、両親との関係を掘り下げることでさらに根深い原因を追究することができます。
【幼少期が原因①】:一番上の長女
上に兄弟がいない、一番上の長女という女性は特に恋愛依存症になりやすいと言われています。
下に妹や弟がいた場合、お母さんのように一緒に遊んであげたり、ご飯を食べさせてあげるなど子どもの面倒を見る事があったでしょう。
母親のために必死に小さな母性を使って生活をしていかなくてはいけません。
本当は親に甘えたくても「自分はしっかりしないといけないんだ!」という使命感で生活していたという長女は実際多いのです。
面倒見のいい、お姉さんの気質が恋愛依存症になってしまうきっかけにもなることがあります。
そして世話を焼くことが生きがいとなりかなりの確率でダメンズに惹かれます。
そしてダメンズも居心地よく尽くしてくれるあなたに惹かれ、お互いが共依存で成り立つ恋愛をしてしまう傾向にもあるのです。
【幼少期の原因②】:お父さんに愛された記憶がない。
お父さんから愛されていなかったと言っても、虐待とかではなく
「一緒に遊んでもらった記憶」や「笑顔いっぱいで接してもらった記憶」があるかないかを指します。
お父さんは一番最初にあなたが接する異性でもあり、お父さんから愛された記憶がない女性は男性から愛されることに憧れを強く抱くことが多く
「もっと私を愛してほしい!」「もっと彼に褒められたい!」
という感情から恋愛依存症になってしまう原因にもなります。
幼少期の娘と父親の関係は最初の異性関係としてとても重要な時間でもあるのですね。
【幼少期の原因③】:「いい子だね」と言われて育ってきた。
恋愛依存症の多くの原因は周りから「褒めてもらいたい」「認めてもらいたい」という気持ちを強く持っています。
それは何かを一生懸命がんばったら、周りから「いい子だね!」とほめられて育ったからです。
もちろんその教育自体は悪くないのですが、過度に頑張ったり、相手のために自己犠牲することに頑張ってしまう場合は要注意!
『頑張り=認められる、褒められる』
という感覚になっているので加減がわからずに何でも踏み込んで頑張り続けてしまいます。
特にこういう頑張り屋さん気質な女性にとって、恋愛はここまででいいという線引きがわかりづらく、難しくなってしまいます。
【幼少期の原因③】:両親が不仲だった。
両親があまり仲良くなく、喧嘩ばかりの環境で育った場合、将来恋愛依存症になりやすい傾向があるようです。
大人の事情が分からないので「私はこんな喧嘩ばかりの恋愛はしない!」と子供心ながら思い、自己犠牲の多い恋愛にもしがみつこうとしてしまう傾向にあります。
恋愛に対して、人に対しいての執着も強くなってしまいます。
両親の夫婦喧嘩を反面教師に頑張りすぎてしまうのですね。
恋愛依存症に悩む女性が急増!恋愛依存症だと気が付いたらどうしたらいいの?治し方は?
私恋愛依存症かも!とここまでの紹介で気が付いた場合、治したくなりますよね。
どのような方法で恋愛依存症を克服していけばいいのでしょうか。
恋愛依存症の治し方について紹介します。
【恋愛依存症の治し方①】:相手と勇気をもって距離を置く。
これが一番大変な治し方かもしれませんが、一番効果が期待できる克服方法です。
恋愛や彼が優先だとずっと動いているため、距離を置き、自分の生き方を見直すきっかけを作ることができます。
彼との関係がすでに壊れかけている場合はこれを機に思い切って距離をおいてみましょう!
最初は喪失感や不安感がつのるかもしれませんが、彼や恋愛以外にも楽しいことがあることを信じてみましょう。
その状況を乗り越えれば楽しい事に気が付いたり、自分の生き方を見つけるステップに進むことができます。
【恋愛依存症の治し方②】:自分の時間を充実したものにする。
恋愛依存症の人は、今まで他人の事ばかりで自分の事を疎かにしていた傾向にあります。
彼ができる前や、恋愛をする前どのように自分時間を過ごしていたか、まずは思い出してみましょう。
友人との何気ないおしゃべりや、お出かけ、旅行などしていませんでしたか?
また、習い事をしたり、趣味の時間を持っていたりしませんでしたか?
自分の時間を大切にして充実させてみるのも恋愛依存症を克服するいい方法です。
【恋愛依存症の治し方③】:頼る場所や人を探す。複数見つける。
どのような依存症でも一人で治すことはかなりの難易度!
最近は依存症者へのケアやカウンセリングを行っているクリニックも増えてきました。
そのような場所で自分の恋愛依存について詳しく診てもらうのもいい方法です。
あなたに一番合った回復方法を紹介してくれることでしょう。
また、共依存気質な部分が多いこともあり、まずは共依存に悩む自助グループへ参加するのもいいでしょう。
定期的に通院したり、自助グループに参加することで回復したい意識をキープすることもできます。
同じ体験をした方の話を聞くだけでも回復への道は開けます。
そして、もしあなたに信頼できる友人がいるのならば、是非話せることは話して相談してみましょう。
孤独感から抜け出せ、治療や自助グループに行くことを応援してもらうだけでも孤独感から解放されます。
今の苦しみを誰かに話したり、心を許せる場所を複数持っておくといいですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は恋愛依存症になってしまう原因と治し方について詳しく紹介させていただきました。
恋愛依存症の克服はとても勇気やエネルギーがいる事ですが、自分の人生を思いっきり楽しむために必要なきっかけと時間です。
恋愛依存症だと気が付いた瞬間から回復に向けて動く準備はしっかりできています。
焦らず徐々に前向きに恋愛依存症は克服していくことをおすすめします。
自分の人生です。
自分に軸をおいてしっかり生きる事ができれば、健康的な恋愛をすることもできます。
諦めずに回復に向けて頑張ってみてくださいね!